4月になって、進学や進級した方がほとんどだと思います。中には今まで過ごしてきた土地を離れて一人暮らしを始めたという人や、クラスが替わりクラスメイトに友達がいないという人もいると思います。そこで学生が悩みがちな『友達がいない問題』について考えていきましょう。
問題:クラスに友だちがいない
友達が全員ほかのクラスに行っちゃって寂しすぎる泣
この女の子のような悩みは主に新しい学校に進学した学生に見られます。そもそも友達が同じ学校に所属していないという学生もいることでしょう。
一方、不安を感じることでは、(中略)「友達ができるか」(中52.9%、高41.0%)などが上位に入った。
https://news.mynavi.jp/article/20230408-2647116/
実際に調査結果では、中学生の過半数、高校生の4割超えが同じような悩みを持っているということが判明しました。
しかし、事態を重く受け止めすぎることはありません。むしろ、この機会はあなたにとってよりよい学校生活を今後送っていくための大きなチャンスにもなり得るのです。
ところで、以前の自分に不満はありませんでしたか。例えば、
- 一人称を変えたかった
- 根暗なキャラが定着してしまっていた
- したくもないいじられキャラを演じていた
昔のあなたを知る者がいない、今のあなたの環境は、そんな不満を解決するのにうってつけの環境です。誰からも「あなた変わったね」と指摘されることもなく、新しい自分とともに理想の学校生活を送ることができます。
このことを頭に置いておいて、この記事を読み進めて下さい。
頑張って話しかけてみる
そんなことできたらやっとるわ!!!!!!!
すみません。あなたの言い分は痛いほどわかります。こんなことができていたなら、今頃あなたはクラスの中心で明るく輝いていることでしょう。
しかし、これを超える解決策がないのです。解決策がほかにないというわけではないですが、これが最良なのです。
そんなことを言われても、無理だよ…
悲観的になりすぎです。あなたが誰かに突然「友達になろ!!」と言われても、嫌な気はしませんよね。多少はびっくりするかもしれませんが。それはあなたのクラスメイトも同じです。
話しかけるときは、なるべくゆっくりとした口調で、落ち着いて話しましょう。焦りを見せてしまうと相手も緊張してしまい、気まずくなってしまう可能性が高くなってしまいます。
私はこんな風に友人を作った覚えがあります;
後藤さん!突然ごめんね、ひとりでめっちゃ寂しいから、
ちょっとだけ話し相手になってくれない?
うん、いいよ笑笑
なんか上手くいきそうに感じませんか。昼休みなどに話しかけると、時間に余裕ができ、より落ち着いた状態で話すことができるでしょう。また、テンション高めで話しかけるのがお勧めです。少々不自然でもいいですから、低いテンションになることだけは避けてください。
100%ポジティブでいられる人はそう多くはないけれど、かといって「ずーっとネガティブ」は大人になったらさすがにナシ。
https://cancam.jp/archives/649344#i-4
ネガティブになりすぎるのはもってのほかです。
この後の会話の話題もある程度決めておかなければなりませんね。話しかけてみろ、といったのは私ですから、距離が縮まりやすい話題をいくつかご紹介します;
- 相手の趣味
- お互いの出身校
- 最近ハマったものや流行りもの
- お互いの好きなアニメやドラマ
自分の話ばかりになっても大丈夫ですから、まずは落ち着いて。自分の話ばかりをするあなたを見て、相手も心を開いてくれるに違いありません。
SNSで繋がる
いきなり直接よりはハードル低めかも!
そんなあなたはSNSを積極的に活用すべきです。即座に返信する必要もありませんから、よく考えたのちにメッセージを送信することができます。これはSNSならではの強みですね。
でも、どうやって会話を始めればいいの?
仲良くなりたい相手のなんらかのアカウントを持っているはずです。LINEでも、Instagramでもなんでもいいです。アカウントを手に入れたら、次のように話しかけてみてください;
同じクラスの後藤さんだよね?!投稿のスイーツおいしそうだね!
私も食べてみたいんだけど、あれってどこのなの?
あれは渋谷の○○ってお店だよ
ありがとう!後藤さんはやっぱりスイーツとか好きなの??
ほら、会話が無限に続きそうな感じがしますよね。今回の例は相手のスイーツの投稿についてにしましたが、これはなんにでも入れ替えられます。相手のプロフ画像がアニメキャラなら、それについて話しかけてみましょう。
しかし、必ず最後には「次は学校で話そうね!」と送ることを忘れないようにしてください。ネットだけの関係になってしまえば、学校での孤独感はなくなりませんし、時間が経つにつれて、ネットですら話さなくなってしまいます。
部活に入る
でも、入りたいと思う部活がないんだよ
その気持ち、よくわかります。でも、部活はいつでもやめられますので、とりあえず入ってみるのもひとつの有効な手段です。もし、気に入ったのであれば所属し続ければいい話ですしね。
本当に入りたいと思える部活がないというあなたは、「最悪、一番ここがマシ」と思える部活を検討してみましょう。続けられる自信がなくても大丈夫。今のあなたの目標は、部活を続けることではなく、友人を作ることなのですから、部活を続けるか否かははっきり言って関係ないです。
部活に所属している間にできた友人との交流は、退部した後もほとんどの場合続きます。
入部しても友達出来ないんじゃないの?
そんなことは99.9%あり得ません。
個人的な経験則から、なんらかの部活に所属していながら友人が一人もいないという学生を今まで見たことがないのです。明らかにあなたがほかの部員に対して不愛想に接しているなどの場合は、友人ができないのは頷けますが、ある程度愛想よく接せば大丈夫です。
趣味に没頭する
結局、寂しくない?
他人から見れば、四六時中ひとりで読書しているあなたは寂しく見えるかもしれません。この方法は、そんな他人の視線が気にならない学生向けの方法です。
おすすめの趣味をいくつか挙げておきます。
- 読書
- 漫画や絵を描く
- 小説を書く
- 勉強
- 手芸
これらなら昼休みに教室内でしても特段目立つことはありませんし、先生に怒られることもないでしょう。さらに、あなたが絵を描いているのを見たクラスメイトが話しかけてくれる可能性も捨てきれません。趣味に没頭しつつ友だちが作れるかもしれないなんて、最高じゃないですか。
勉強も同じで、あなたに教えを乞うクラスメイトが現れるかもしれませんね。
学校外に居場所を作る
え、どこで?
それこそSNSです。
「社会人になってからできた友だちとSNSで出会った」と回答した人に対し、その際に利用したSNSを聞いた。全体で最も多い回答が「Twitter」で83.8%、次いで「Instagram」53.2%となっている。
https://news.mynavi.jp/article/20220512-2343916/
上述のように、Twitterが向いていると思います。というか絶対的にTwitterをおすすめします。良くも悪くも、あなたと同じように孤独感に苛まれている同志がTwitterにはたくさんいます。本当にたくさんです。
現実世界で友達ができないのであれば、ネットの世界での友達作りに専念するのも有効なひとつの手だと思います。DMで仲良くなったらLINE通話などでさらに親睦を深め、最終的にはエンカ(実際に現実世界で会うこと)してリア友になる。こんな感じで友達を作りまくっている友人がいますので、難しくはないと思います。趣味が合う人を探しやすいですしね。
しかし、いくらネットで友人を作ったところで、教室での孤独感が完全に消えることはありません。それはどうすることもできないので、昼休みなどはスマホでネッ友と会話するといいでしょう。
まとめ:校内にこだわる必要はない
現実に友達が多い人は79.0%、インターネットに友達が多い人は21.0%であった。
https://sirabee.com/2019/11/23/20162204118/
身近に親しい友達がいないと、寂しさや不安を感じやすくなってしまいます。しかし、その寂しさや不安を解決できる存在はリアルの友だちだけではありません。
「私にはリアルで友達を作るのは無理だ」と感じたら、あきらめてネットの世界に居場所を求めるのも一つの青春だと思います。
実際に、5人に1人は現実の友達よりインターネット上の友人のほうが多い、という結果も出ています。
自分に合った人間関係を構築していかないと、今後の学校生活でさらに苦しい目に遭うこともありますので、自分が本当はどうしたいかをよく考えて行動してみてください。そうすれば、いつのまにか学校生活は楽しいものになります。
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