別に虐められてるわけでもなければ、勉強がそこまで嫌いなわけでもない。友達も多くはないけど、いないことはないし、友達と喋っているときはとても楽しい。
でも、なぜか学校にいきたくない。
ある程度多数の方が、この「理由はわからないけど、どうしても学校に行きたくない」と感じる経験をしたことがあると思います。もしくは、このページにたどりついたあなたは、今現在この悩みを抱えているのかもしれません。
私自身も、高校時代に同じ悩みに苦しめられていました。ゆっくりでいいです。一緒に学校に行きたくなくなってしまった根本的な原因と解決策を考えていきましょう。
焦る必要は本当にありません。
ぜひ、この記事も布団の中で、寝そべりながら読んでください。
- どうしても学校に行きたくない人
- そうなってしまう原因が自分でもわからない人
なぜ学校に行くことを苦痛に感じてしまうのか
この悩みの最大の問題は、原因が自分でもわからないってことなんですよね。
学校を休みたくても、親に何も言えない。でも、何も言わずに欠席するわけにもいかないし、そうしてしまったら親や先生から怒られそうで、さらに追い詰められますよね。
私も、この悩みに苦しめられていた当時、原因をまったく突き止められませんでした。やっと今になってある程度原因の推測はできましたが、ほんとうにそれが原因だったのか否かは断定はできていません。
しかし、その推測をみなさんにお伝えすることで、あなたが自分なりの答えを見つける手助けになるかもしれないと思い、この記事を書かせていただきます。
小さなモヤモヤの累積
考えられる原因のひとつめ、まずは『小さなモヤモヤの累積』です。
あなたは、大きな悩みや問題は抱えていないかもしれません。しかし、小さな悩みや問題を多く抱え込んでいませんか。
例えば、「授業中に先生に当てられるのが怖い」「返却される予定のテストに自信がない」「体育の授業を受けたくない」など、個々で見れば、とても大きな問題とは言えませんよね。
しかし、このように小さい悩みでも、集合になると大きな足枷になります。学校に行く前に、「今日、先生に当てられちゃうかな。あ、あのテストも自信がない。しかも今日の体育は水泳か、憂鬱だな」と考えてしまうのです。
こんなことを考えてしまうと、学校に行くためのモチベーションが完全に失われてしまいます。でも、ひとつひとつの理由が小さすぎるせいで、親に「休みたい」と言い出しづらいんですよね。
自分と他人を比べてしまっている
学校では、あなたと同年代の大人数の生徒が一堂に会し、同じ授業を受け、同じパターンの生活を送ります。
もちろん、あなたの身の回りには、あなたより賢い生徒、あなたより容姿が整っている生徒、あなたよりお金を持っている生徒など、あなたより優れた生徒も多くいることでしょう。
もしかしたらあなたは、そんな生徒と自分自身を、無意識下で比較してしまっているのかもしれません。
同じ地域で生活し、同じ場所で学びを共にしているはずなのに、どうしても差がついてしまう。そんな現実を感じ取ってしまい、それが学校への拒否感に繋がっているのかもしれません。
思春期特有の無気力
みなさん、ご自身の悩みを誰かに打ち明けたとき、『それは思春期特有のよくある悩みだよ』なんて言われたら、ちょっと腹立ちますよね、私もそうだったので、よくわかります。
しかし、思春期が終わった今現在、あの頃を思い返してみれば、やっぱりあれは思春期が原因だったのかもと思えてきました。
私が中高生のころ、学校の雰囲気っていうか、あの『全員がルールに縛られて、敷かれたレール通りに生活している感』に違和感があったんですよね。うまく伝わるかは自信ありませんけど。
そんな違和感を抱えつつ、自分もみんなと同じように、敷かれたレール通りに人生を送るんだなぁと漠然と絶望していた覚えがあります。その結果、何に対しても気力がなくなってしまい、学校に行くことすら億劫になってしまっていました。
学校に数時間監禁されるのが怖い
通常、1度学校に入ってしまうと、放課後になるまで学校を出ることはできません。
そのことに対して恐怖心や不安感を抱いていませんか。
私は、毎日家を出るとき、『次にここに帰ってくるまで10時間もあるのか』と考えてしまっていました。学校に10時間ほど監禁されると思っていましたからね。
校門をくぐってしまったら、10時間監禁。でも、家を出ることさえしなければ、今日は完全な自由、そう思ってしまっているのではありませんか。そう考えてしまえば、学校に行きたくなくなるのは当然です。
結局、もし行きたくなってしまったらどうすればいいのか
原因をある程度推測できたとしても、「学校に行きたくない」と思い悩むことがなくなるわけではありません。
やはり、対処法が必要になります。私自身が当時実践し、効果を感じられたものから順に紹介していきます。
思い切ってサボる
私の通っていた高校は、生徒だけで欠席の連絡ができる学校でしたので、親に対しては学校に行くふりをして家を出て、実際はほかの場所で時間を潰す、ということを結構頻繁にしていました。
運よく、学校の近くに広めの公園がありましたので、そこでスマホを触ったり、ゆっくりと散歩したりしていました。すると、どうでしょう。
だんだんと学校に行きたくなってくるではありませんか。
流石に公園で何時間も過ごせはしませんし、公園からエネルギーが貰えます。本当に誇張なんて一切していません。ほんとうにエネルギーが貰えるんです。
元気に遊ぶ親子連れもいれば、和気あいあいとゲートボールを嗜む高齢者たちもいます。そんな人たちや元気に繁茂している植物を見るだけで、意外と元気って出るものですよ。
もしかしたら、家から出る気力すらない、という方もいるかもしれません。そんなときは、『ちょっと気分が悪いから、遅れて学校に行く』と、親に言ってみてください。
あくまで学校に行くつもりはある、ということを伝えることによって、親も許してくれる可能性が大きくなります。
その場合も、『早く学校に行かなきゃいけない』と気負う必要はありません。気が済むまでダラダラしましょう。
『今日は学校に行けたらいいな』くらいの心持ちで十分です。とりあえず、学校に行くことに対する義務感、プレッシャーを取り除きましょう。
1日や2日くらい、サボっても何にも影響しませんよ。むしろ、無理して学校に行くことを選んでしまうと、さらに心が参ってしまいます。
あなたのサボりは怠惰ではありません、ただの休養です。
とりあえず登校する
今のあなたにとっては苦痛でしかないでしょう。そもそも家から出たくないかもしれません。しかし、重要なのは勢いです。とりあえず家を出て、とりあえず学校までの通学路を歩き続けてください。
家を出たら、学校までの道中、
- 本当にキツくなったら、学校についた後でも、保健室でサボれる
- 本当にキツくなったら、授業もトイレでやり過ごせる
- 本当にキツくなったら、気分が悪いふりをすればすぐに帰れる
この3つの項目を忘れないようにしてください。学校という場所は、『1度入ったら放課後になるまで監禁される場所』ではありません。
あなたの学校であなたと同じように苦しんでいる生徒は何人もいます。保健室登校の生徒もいるかもしれません。
ですから、保健室の先生もそんな生徒の扱いには慣れているんです。別に珍しいものでもありませんし、保健室に行ってもすぐに『病気じゃないなら教室に帰れ』と言われることはありません。保健室の先生は親身になって相談に乗ってくれますし、放っておいてほしいなら放っておいてもらえます。
よほど重症でなければ、保健室に行ったことが親に通達されることもありません。
最後に
原因不明の学校行きたくない病はあなただけの悩みではありません。同じ悩みを抱える学生は日本中にたくさんいます。
だからといって、学校に行くことを強要するつもりは毛頭ありません。いまはストレスから逃れることが重要です。皆勤賞なんて忘れてください。
ほら、私だって高校時代サボりまくりましたが、普通に生きています。受験生時代にサボりまくっても大丈夫だったんですから、サボったら詰む時期なんてないでしょう。
朝から公園で過ごすのはとても気持ちの良いものですよ。どうしても学校に行きたくない日くらい、公園でサボってもいいじゃないですか。
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